3日目　2枚目　　京都伏見　御香宮神社本殿裏側

御香宮神社境内を描き終えた私は、裏手に回り、艶やかな丹塗りの本殿を、裏側から描くことにしました。

この本殿もそうなのでしょうが、伏見桃山時代の建築らしく、装飾性が強い本殿になっていました。丹塗りの本殿や拝殿は、奈良の春日大社等が典型的な例なのですが、これプラス、梁や柱を緑色で塗り込め、壁面や柱に絵画や装飾を施すのがこの時代の特徴です。

少しけばけばしい印象を受けるので、あまり好みではないのですが、これも練習と思い、この構図を描きました。近接して描いた割には、パースが大きく崩れなかったのが、描いていて驚きました。以前は、必ず、大きく崩れていたものです。

これを描いた後は、明治天皇陵から伏見桃山城周辺を散策してみたのですが、規模が大きすぎて、内部まで入れませんでした。せめて、お城くらいは見ておきたかったので、残念です。　コンビニのおにぎりをかじりながらの散策になってしまい、やはりハードな修行の旅であることを実感しました。