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マンガのペン入れレビュー☆[CLIP STUDIO PAINT EX]

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先日から投稿用まんがのペン入れを始めました♪ 前半はアナログでペン入れしてたのだけど、後半はデジタルでやってみる事に☆ CLIP STUDIO PAINT EXと液晶ペンタブレットで進めてるのですが、思った以上に色々と便利だったので、良かった点をまとめてみる事にしましたヾ|*'-'*|

使用ソフトと機材


デジタルペン入れ、やってみたょ☆

  • ペン入れ作業中の原稿

ペン入れ作業中の原稿

今までアナログでペン入れしてて、それはそれでとっても楽しかったです☆ 今回、憧れだったデジタルでのペン入れに初めて挑戦!! イラストでは何枚か描いてたけど、まんがは初めてでした。

やっぱり、イラストとマンガだと少し違いますね。まんがはイラストと違い同じキャラを沢山描かなくちゃいけないし、デッサンの正確さも求められますよね。今回やってみて、イラストを描いてるだけではわからなかった事も出てきたので、レビューする事にしました☆

便利だね!デジタルペン入れ☆

デジタルでペン入れしてて、便利でいいな〜っていう点を書き出してみますね♪

何度でも修正できる!

アナログでペン入れすると、もう本当に一発勝負ですよね。直しても、ミスノンで修正して1回の修正が限度。

でも、デジタルだと簡単に修正できちゃうんです!当たり前の事なんだけど、実際に描いてみると、思った以上に便利でした!!

[方法]編集→取り消し

瞳の位置を微調整

実際にペン入れしてみて、あれ、微妙に目線が合ってない...とか皆さん良くありませんか? あと0.5ミリ瞳だけ右にずらしたいとか。

こんな悩みも、デジタルだとあっさり解決。選択範囲を作って移動するだけ。アナログだとほんとこういう微調整ができないんですよね〜。諦めるしかなかった事が、描いてすぐに調整出来るって、便利だなーってつくづく思いましたヾ|*'-'*|

[方法]選択範囲ツール→投げなわ選択(サブツール)→修正したいエリアを選択→選択範囲ランチャーで「拡大、縮小、回転」→矢印キーで位置を微調整→ダブルクリックで確定

口の位置や角度を微調整

瞳と同じで、口の位置や角度も後から微調整可能☆ あたしって、口の角度がずれてしまう癖があるんです。気をつけて描いてるしアタリも取ってるのに、何故かペン入れをするとずれてる事に気づきます。デジタルだと、後から修正できてしまうので助かります〜(*^v^*

[方法]選択範囲ツール→投げなわ選択(サブツール)→修正したいエリアを選択→選択範囲ランチャーで「拡大、縮小、回転」→位置や角度を微調整→ダブルクリックで確定

マスク(選択範囲)を使ってはみ出し防止

今描いてるまんがはキャラがコック帽をかぶってるのですが、選択範囲を使ってコック帽をマスクすると、髪の毛のペン入れがかなり楽になりました!

髪の毛は勢いよくペンを動かして入れると思うのですが、帽子の中まで絶対にはみ出さないので、伸び伸びとペン入れ出来るようになりました♪ スミベタでもこの方法が活躍すると思います!

[方法]自動選択ツール→マスクしたい場所をクリックして選択→選択範囲メニュー>選択範囲を反転→ペンツールでペン入れ

逆向きを描く必要がなくなる

右利きの人は右向き、左利きの人は左向きのキャラを描きやすいと思うんだけど、表示上だけキャンバスの左右反転が簡単にできちゃうので、苦手な逆向きを描く必要がなくなります。

これは絵描きをダメにする機能かも〜!? でも便利!! アナログで作業してても、結局デッサン狂うことが多いので、トレース台で裏から下描きし直してまた表で下描きして...とかやってました。その行程がなくなるのは効率アップですね!

[方法]ナビゲーターパレットの左右反転アイコンをクリック

ネームを取り込んで、アタリとして使える

これはアナログと同等だけど、やっぱり出来るって便利!スキャンして取り込んで、アタリとして使用出来ます♪ クリスタは、ワンクリックで水色など好きな色に変えられるのも便利ですねヾ|*'-'*| 位置もその都度微調整しながら描き進められます☆

[方法]アナログのネームをスキャン→ファイル>読み込み>画像(もしくは一括読み込み)→読み込んだレイヤーを選択して、レイヤーパレットの色鉛筆アイコンをクリック(下書きレイヤーに設定)→レイヤープロパティパレットで、レイヤーカラーを設定

対称定規で正面顔のアタリを取る

正面顔や正面から見た体のポーズなど、左右対称に描かなきゃいけないシーンでは、対称定規が役立つなぁ〜って思いました!

ただ、完全に左右対称になるので、下描きでアタリを正確に取る程度にとどめておくのが良いと思います♪ 細かいポーズのニュアンスが出なくて、堅苦しくなるんですよね。

これを下描き段階で使うと、作業効率も良くなるし、デッサンを大きく崩す心配も減ると思います〜ヾ|*'-'*| 便利便利!!

[方法]レイヤーを選択→図形ツール→定規作成>対称定規(サブツールパレット)→中心線をドラッグして定規作成→鉛筆ツールなどで下描き

小さなコマも拡大して描ける!

あたし、小さなコマにちまちまとキャラを小さく描いてしまう癖があるのですが、アナログだとペン入れがすっごくやりにくいんです。線も潰れてしまうし。

デジタルだと、かなり拡大して描けるのでとってもやりやすかったです!! 小さなコマは、それなりに省略して描くのが大事ですよね。拡大できるからって、あんまり描き込むと効率が落ちてしまいます〜。

[方法]虫メガネツールを使用

キャンバスの角度が自由自在

キャンバスを好きな角度に回転させて描く機能。アナログでもデジタルでも、できるだけ描きやすい角度に原稿用紙を回転させて描くって大事だな〜って思います! デジタルでもこの機能が存分に使えるのは助かります〜♪ ショートカットを割り当てておくと、よりやりやすいですよヾ|*'-'*|

[方法]移動ツール→回転(サブツールパレット)
ショートカットは、ファイル>装飾キー設定→共通の設定→好きな装飾キーを選択(あたしはopt+space)→ツールを一時変更→移動>移動>回転

まとめ

デジタルでのペンいれで便利な事を色々と書いてみました〜ヾ|*'-'*|

実際、修正できちゃうって本当に便利!!ちょっとした事なんですけどね。ただ、修正出来てしまう分、こだわって何度も描きなおすとかえって効率が落ちてしまいます。

プロの現場だと、一発でデッサンが確実に合ってる事が求められるはず!! そうじゃないと締切間に合わないんでしょうね。

どうやったら、一発でデッサンバッチリなまんがを描けるのか...。難しいけど、その辺も模索しながら、便利なデジタルペン入れを模索して行きたいものです♪

デジタルで便利にはなったけど、だからってそれでまんがが上達する訳じゃない!! 日々の努力あってこそですよね。 日々是精進で頑張りましょう〜(*^▽^*)ノ☆

今回の使用ツール



最終更新日;2016/6/8

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